保津川上の夜空で満開に咲いた花火の大輪(2019年8月11日、京都府亀岡市保津橋上流)

保津川上の夜空で満開に咲いた花火の大輪(2019年8月11日、京都府亀岡市保津橋上流)

 京都府の亀岡市と南丹市で8月にそれぞれ開催予定だった花火大会が中止されることが、20日までに決まった。観客が密集して新型コロナウイルス感染拡大が懸念されることや、企業の業績が悪化して協賛金が集まらないとの予測を踏まえて判断した。

 亀岡市で8月11日に開催予定だった「保津川市民花火大会」は、市や亀岡商工会議所、市観光協会でつくる実行委の主催で、今年で69年目。戦争や災害の記憶を伝える平和祭のメインイベントで、8千発が打ち上げられた昨年は京阪神から過去最多の約12万人が来場した。
 戦没者の慰霊などを目的に南丹市八木町で8月14日に開催予定だった「京都南丹市花火大会」は、市や商工会などでつくる実行委員会の主催で、7千発程度を打ち上げる計画を立てていた。台風が接近した2019年に続く中止となった。関係者は「2年連続の中止は前例がない。感染拡大の防止などを考え、苦渋の決断を下した」と話した。