時代ごとの髪型と衣装で練り歩く「櫛まつり」の行列(23日午後1時58分、京都市東山区・安井金比羅宮)

時代ごとの髪型と衣装で練り歩く「櫛まつり」の行列(23日午後1時58分、京都市東山区・安井金比羅宮)

 使い古された櫛(くし)を供養する「櫛まつり」が23日、京都市東山区の安井金比羅宮で営まれた。古代から現代まで、日本人を彩ったさまざまな髪型に結い上げた女性たちによる時代風俗行列が、祇園の町並みを練り歩いた。

 着付けや髪結いの伝承に取り組む美容関係者による「京都美容文化クラブ」が、毎年開いている。今年で59回目。全国から古くなったり、折れてしまった櫛が集められ、境内の「久志(くし)塚」で供養の神事が行われた。

 その後、古墳時代から現代までの髪型と装束に身を包んだ女性約40人の行列が境内を出発した。時の移ろいとともに、貴族や武家、町人など、身分や職業ごとに多種多様に花咲かせた結髪の文化を体現。あでやかな時代絵巻に、観光客たちは盛んにシャッターを切っていた。