交通事故の瞬間などをミニカーを使って紹介する福永さんの動画

交通事故の瞬間などをミニカーを使って紹介する福永さんの動画

 新型コロナウイルスへの警戒が続く中、ラリードライバーの福永修さん(49)=京都府京田辺市=が、交通安全を呼び掛ける動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。今年から世界ラリー選手権に本格的に挑戦する予定だったが、選手権は相次いで延期や中止に。福永さんは「これまで培った運転技術を社会に還元する機会にしたい」と話す。

 福永さんは1994年、レース車両向けの自動車整備会社を設立。20代後半にラリードライバーとなった。これまでに城陽市の山砂利採取場でラリーイベントを開き、2017年の全日本ラリー選手権若狭ラリーで総合優勝した。
 コロナ禍で世界ラリー選手権が4月の第4戦以降、延期や中止となった。福永さんが出場予定だった7月のケニアでの第7戦も中止。「大きな目標がなくなったが、ラリードライバーとして自分にできることを考えた」。交通事故防止の動画配信を4月下旬に始め、これまで5本を投稿した。
 渋滞車両の左側を直進する自転車と、反対車線から渋滞の間を抜ける右折車が衝突する例では、ミニカーを使って事故の瞬間を紹介する。外出を控える人が増え、「道路がすいているからスピードを出したくなり、ハンドル操作を誤る」とドライバーの心理を伝える動画もある。「危機管理の意識を常に持って、自分の身は自分で守ってほしい」と福永さん。
 ラリー世界選手権は11月、10年ぶりに日本で開催される。福永さんは同月、宇治田原町を中心にした山道や茶畑を使ったラリー選手権を企画。「コロナが落ち着いたら、ラリーの臨場感を多くの人に味わってもらいたい」と呼び掛ける。