ドローンで屋根を点検するジャパン・ルーフの担当者(南丹市内)=同社提供

ドローンで屋根を点検するジャパン・ルーフの担当者(南丹市内)=同社提供

 上空のドローンから撮影した屋根の写真(ジャパン・ルーフ提供)

上空のドローンから撮影した屋根の写真(ジャパン・ルーフ提供)

 京都府南丹市のふるさと納税の返礼品に、ドローンによる屋根の点検が加わった。市外で暮らす人が、親が住む南丹市内の家の屋根を確認するといった利用が想定される。大雨や大雪に備えられるほか、屋根が破損しているなどとして高額な修理代を請求する悪質業者による被害を未然に防ぐ手だてになる。

 ふるさと納税を管轄する総務省の担当者は「聞いたことがない」としており、全国的にも珍しい返礼品とみられる。
 1866年の創業で、屋根業者として京都府内で有数の歴史を誇る南丹市八木町のジャパン・ルーフがサービスを提供する。
 同市の空き家率は約19%で、高齢世帯も少なくない。空き家の屋根が壊れて大風の時などに隣家に危害を及ぼしかねない例や、屋根の修理を名目に詐欺業者が高齢世帯を狙って訪れる例もある。屋根の状況を把握しておけば、速やかな修理につなげられる上、相手の虚偽も見抜ける。
 サービスでは、高精細カメラを載せたドローンを飛ばす。2万5千円の寄付の場合、3~5枚を撮影し、報告書を作る。3万円の場合、空からに加え、地上からも撮影して、より詳細に調べる。
 現時点で利用はまだない。同社の人見晃司専務(34)は「空き家や悪徳な業者が少なくない中、詐欺防止などで社会に貢献できればうれしい」として、幅広い利用を期待している。