ニゴロブナのオスの腹にチーズを詰めて発酵させたふなずし

ニゴロブナのオスの腹にチーズを詰めて発酵させたふなずし

 滋賀県近江八幡市の「奥村佃煮」はこのほど、ニゴロブナのオスの腹にチーズを詰めて発酵させたふなずしの発表会を、東京・日本橋にある県の情報発信拠点「ここ滋賀」で開いた。26日から県内で販売を始める。

 ふなずしの材料となるニゴロブナは腹に卵があるメスが圧倒的に好まれ、オスは捨てられることもある。ニゴロブナ自体の漁獲量が低迷する中、オスをもっと活用しようと開発に乗り出し、3年前から試行錯誤してきた。

 開発した商品は、ニゴロブナを炊いた白米に漬ける「飯漬け」にする際、オスの腹に白米ではなくチーズを詰めて1年間熟成させた。ふなずしにチーズのこくが加わり、まろやかな味に仕上がったという。

 開発を担当した奥村吉男専務(38)は「ふなずしの初心者にも食べやすいと思う。伝統のふなずしの文化を新しい形で継承していければ」と話している。販売は同市にある自社店舗「遠久邑(おくむら)」で、100グラム3240円。