オムロンはこのほど、株主優待制度を使って京都大のiPS細胞研究基金へ673万円を寄付した。初の取り組みとなった昨年を100万円超上回り、研究支援や研究者の安定的雇用などに役立てられる。

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術を用いた治療の実現を目指す同研究所の活動は、同社が掲げる「世界中の人々の健康で健やかな生活への貢献」に通じることから、昨年度初めて株主優待の一つとして寄付を募り、1784件、566万6千円が集まった。

 同社の株主優待制度は、100株以上の保有者は2千円相当、300株以上は6千円相当の同社ヘルスケア商品か同基金への寄付を選べる。本年度は5月から6月にかけて募集し、2130件の寄付が集まった。

 同社は「実用化に向けて研究への期待、関心が高っていて、寄付の趣旨への賛同が広がっているのではないか」としている。