大津地裁

大津地裁

 滋賀県竜王町の名神高速道路で6月に大型冷凍車が渋滞中の車に追突し6人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた運転手の男(33)の被告人質問が25日、大津地裁(齊藤隆広裁判官)であった。池田被告は、改めて自身の居眠り運転で事故が起きたと責任を認め、「気の緩みがあった」と繰り返した。

 池田被告は、弁護側から居眠りの原因を問われると、前日の仮眠時間中に夜更かしをし、運転中に陽気を感じた、などと説明。「加害者の私が生き残ったことに後悔がある。胸が張り裂けそうな遺族の気持ちを考えながら生活している」と声を絞り出した。

 検察側からは、仮眠を取らなかった理由を聞かれ、「眠くなったら取ればいいと思った」と述べた。また、現場付近を制限速度から30キロ以上超える速度で走行していたことに、「前に車がいなくて快適に走れる状態だった」と語った。

 この日は被害者参加制度を使い、少なくとも4人の遺族が傍聴した。次回公判は10月30日。

 起訴状などによると、6月13日午後1時10分ごろ、竜王町の名神高速で、「東北第一物流」(山形市)の冷凍車を運転中、渋滞最後尾で低速走行中の乗用車に追突。はずみで前のトラックに衝突させ、乗用車の運転手男性(27)と後部座席のアルバイト女性(23)、専門学校生の女性(24)の3人を死亡させ、乗用車助手席の男性(39)とトラックの男性(49)に重軽傷を負わせた、としている。