京都府警本部

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 京都府警の警察官が強盗事件の容疑者に逮捕予定日を漏らしたとされる事件で、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで逮捕された東山署刑事課巡査長の池田大助容疑者(40)=京都市右京区京北塔町三明谷=が、同法違反容疑(そそのかし行為)で逮捕された会社役員の男(49)=大津市仰木の里3丁目=から「現金を受け取った」と供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。

 府警は、池田容疑者が捜査情報を漏らす見返りとして現金を受け取っていた疑いもあるとみている。両容疑者の供述から金額は100万円以上に上るとみられ、受け渡し時期など事実関係の裏付けを慎重に進めている。

 府警は同日、両容疑者を送検するとともに、池田容疑者の自宅など関係先を捜索し、パソコンやメモ類などを押収した。

 池田容疑者は7月10日、京都市東山区の飲食店で起きた監禁、強盗事件に関連し、容疑者として捜査対象となっていた会社役員の男に携帯電話で逮捕予定日を連絡したとして、今月24日に逮捕された。捜査関係者によると、情報漏えいについて、両容疑者とも容疑を認めているという。

 府警の説明では、監禁、強盗事件は3月12日未明に発生した。被害者からの相談を受け、暴力団事件を担当する組対2課と東山署が捜査し、7月10日に会社役員の男を含む男女3人を逮捕する予定だったが、会社役員の男は逮捕前に行方をくらませ、1週間後に弁護士とともに同署に出頭し、逮捕されたという。

 会社役員の男は祇園地域でキャバクラなどを経営する会社の実質経営者。別件の傷害容疑で逮捕された昨年11月、捜査を担当した池田容疑者と知り合い、連絡を取り合うようになったという。