新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、閉鎖された街角の喫煙所=4月8日、東京・JR渋谷駅前

 新型コロナウイルス感染が心配な今こそ禁煙を。内外の専門家団体が相次いで呼び掛けている。

 世界保健機関(WHO)は5月11日「喫煙者は非喫煙者に比べ新型コロナウイルス感染症が重症化しやすい」と発表した。公衆衛生の専門家が4月末、新型コロナと喫煙、ニコチンなどに関する研究を評価した最新の結論。喫煙者に「直ちにやめよう」と勧告した。

 「吸う」という行為自体の危険性に着目した警告を発しているのは日本呼吸器学会。ウイルスが付着しているかもしれない手で口元に触れることは感染リスクが高い。その上、喫煙室は密閉・密集・密接の「3密」がそろい「感染の危険と隣り合わせ」だとしている。

 緊急事態宣言を受け、全国で屋外も含む多くの喫煙所が閉鎖された。日本禁煙学会の作田学理事長は「喫煙所が3密で感染リスクが高いことは屋外であっても同じ。緊急事態宣言の解除後も喫煙所の閉鎖は継続すべきだ」と訴える。