アマビエをかたどった和菓子。全体に淡い色使いで表現した(京都市中京区)

アマビエをかたどった和菓子。全体に淡い色使いで表現した(京都市中京区)

 新型コロナウイルスの収束を願って、京都市内の和菓子店が、疫病から人々を守るとされる「アマビエ」をかたどった商品を創作した。外出自粛などで沈みがちなお客さんの心を、妖怪の力を借りて「少しでも和ませたい」と願う。

 二條若狭屋(中京区)の創作和菓子は、アマビエの特徴である長い髪とうろこ、三本足を白あんで表現。京都らしいはんなりとした雰囲気を出すため、全体的に淡い色使いとした。

 1917(大正6)年創業の同店は、例年なら春は茶会のシーズンで繁忙期だが、今年は軒並み中止となった。外出自粛の広がりで客足も途絶え、売り上げは激減した。

 そんな中、専務の大石祐二さん(46)が、アマビエのイラストなどをSNSに投稿して新型コロナの収束を願う取り組みが広がっていることを知り、新作づくりを思い立った。

 8日からオンラインショップで販売を始めると、10日余りで約600個を売り上げた。

 大石さんは「一つの商品としては異例の売れ行き。菓子とお茶で、ほっこりした気持ちになっていただければ」と話す。

 現在は本店でも販売している。1個440円。