草木染めの作品がゆったりと揺れる会場(京都府南丹市美山町・美山かやぶき美術館)

草木染めの作品がゆったりと揺れる会場(京都府南丹市美山町・美山かやぶき美術館)

 「コミュニケーションの素材としての布」をテーマに活動を続ける京都市の染色作家齋藤洋さん(72)の「草木染展 お祝い」が南丹市美山町島の美山かやぶき美術館で開かれている。生まれてくる新しい命を「ようこそ」と祝う気持ちの広がりを願う展示になっている。10月20日まで。

 齋藤さんは木綿布や麻布などに天然素材を使い即興で手描き染めをする。野外で大勢で長い布を染める「野染め」を35年間続け、エイズで亡くなった人の生きた証しを伝えるメモリアルキルト活動や東日本大震災の被災地でのモノづくりに深く関わる。

 会場には風に揺れる長尺の作品や布を貼り付けた板絵計32点が展示されている。被災地とつながるバスケタリー作家澤畑明見さんの作品と東北の人たちの手仕事作品も出品されている。10月5日には「野染め」が行われる。有料。申し込みは同美術館0771(75)1777