日本癌学会学術総会で議論を交わす本庶特別教授(京都市左京区・国立京都国際会館)

日本癌学会学術総会で議論を交わす本庶特別教授(京都市左京区・国立京都国際会館)

 全国から約5千人の医師らが参加する「日本癌(がん)学会学術総会」が26日、京都市左京区の国立京都国際会館で始まった。「英知を結集してがん克服に」をテーマに掲げ、最先端のがん研究を議論する。

 この日は、昨年ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょたすく)・京都大特別教授と小川誠司・京大教授らが、がん研究の将来を巡ってパネルディスカッションを行った。

 本庶特別教授は免疫療法ががん治療を大きく変えると強調。一方で「がんの免疫治療の意義が十分に評価されていない」として、さらなる研究の活性化を訴えた。また2020年度に京都大が設立し、本庶特別教授がセンター長に就任予定のがん免疫総合研究センターについても語った。

 小川教授は「過去10年、がん遺伝子に関わる理解が格段に進んだ」と指摘。多様な遺伝子変異を持っているがんの特徴を理解した上で、治療戦略を立てる必要性を説明した。

 同総会は28日まで行われる。