大嘗祭に使われる稲穂を刈り取る「主基斎田抜穂の儀」を行う大田主の中川さん(左端)ら=27日午前10時27分、南丹市八木町氷所

大嘗祭に使われる稲穂を刈り取る「主基斎田抜穂の儀」を行う大田主の中川さん(左端)ら=27日午前10時27分、南丹市八木町氷所

 天皇陛下の皇位継承に伴う大嘗祭(だいじょうさい)に使うコメを収穫する儀式「主基斎田抜穂(すきさいでんぬきほ)の儀」が27日、京都府南丹市八木町氷所の主基田で営まれた。陛下から遣わされた抜穂使の立ち会いのもと、大田主(おおたぬし)らが稲穂を刈り取った。

 主基田は同町氷所のキヌヒカリを栽培する水田約2700平方メートルで、大田主は近くの会社役員中川久夫さん(75)が務めた。

 儀式では水田近くに設営された斎場に、大礼委員の宮内庁京都事務所の詫間直樹所長、抜穂使の唐橋在倫掌典、中川さん、地元住民らでつくる奉耕者10人などが入った。掌典職が主基田をおはらいし、神殿に神饌(しんせん)を供え、抜穂使が祝詞を奏上。中川さんや奉耕者が主基田に移動して、稲穂を鎌で刈り取った。中川さんが三方に載せて神前に供え、抜穂使が確認した。

 コメの産地は東側の悠紀(ゆき)地方と西側の主基地方から1カ所ずつ選ばれ、5月の「斎田点定の儀」で栃木県と京都府に決まった。