杠容疑者の自宅兼店舗裏に集まる捜査員(2018年9月、滋賀県守山市)[LF][LF]

杠容疑者の自宅兼店舗裏に集まる捜査員(2018年9月、滋賀県守山市)[LF][LF]

 滋賀県草津市の農業用排水路などで昨年8月に男性の切断遺体が見つかった事件で、殺人罪などで起訴された焼き肉店経営杠(ゆずりは)共芳被告(69)=守山市古高町=の裁判員裁判の公判前整理手続きが27日、大津地裁であった。弁護側が取材に応じ、殺人や死体遺棄などすべての罪状に関して無罪主張する方針を明らかにした。

 弁護側によると、杠被告は昨年9月に窃盗容疑で滋賀県警に逮捕されて以降、殺人などについても一貫して「そのようなことはしていない」などと否認している。公判では、検察側の証拠の信用性などが争点になるとみられる。次回公判は11月中旬の予定で、12月に判決が言い渡される見通しという。

 起訴状では、昨年8月6~9日ごろ、守山市の自宅兼店舗または付近で、知人の無職男性=当時(69)=を何らかの方法で殺害。遺体の首や両腕、両足などを切断し、草津市の農業用排水路に胴体を捨てるなどした、としている。

 杠被告の公判は、昨年12月に死体遺棄と死体損壊の罪について始まったが、殺人罪での追起訴が予定されていたため、初公判は起訴状読み上げだけで終わり、約9カ月にわたって開かれていなかった。