大きな羽を広げて飛び立つコハクチョウ(草津市下笠町)

大きな羽を広げて飛び立つコハクチョウ(草津市下笠町)

 「冬の使者」と呼ばれる渡り鳥のコハクチョウ1羽が15日、滋賀県草津市の琵琶湖の沖合に今シーズン初めて飛来した。2000年から観察を続ける環境ボランティア団体「草津湖岸コハクチョウを愛する会」のメンバーは「やっと来てくれた」と喜んだ。

 同会によると、午前11時ごろに葉山川の河口付近で泳いでいる1羽を確認した。湖岸から数百メートル沖を南に向かって泳ぎ、午後0時35分ごろに飛びたった。

 草津市には例年、12月上旬からクリスマスごろには飛来していたが、暖冬の影響からか1羽も姿を見せていなかった。今回の個体は頭部がややグレーがかっており、若いコハクチョウの可能性があるという。吉岡美佐子理事長(71)は「今季は0羽かと心配したが、来てくれて良かった」と胸をなで下ろしていた。