教伝寺で公開される阿弥陀如来像を前に公開寺院の目印の旗を持つ小泉住職(南丹市園部町新町・同寺)

教伝寺で公開される阿弥陀如来像を前に公開寺院の目印の旗を持つ小泉住職(南丹市園部町新町・同寺)

 京都府内にある浄土宗の寺院を檀信徒以外にも親しんでもらおうと、「京都浄土宗寺院特別大公開」が10月1日から89カ寺で始まる。「ふつうのお寺にふつうにお参り」をキャッチフレーズに、各寺が守り伝えてきた寺宝を公開したり法話の会を開いたりする。

 寺に足を運ぶ機会のない人たちと縁を結び、京都市内外にある寺の魅力を伝える狙い。浄土宗京都教区が2014年から続けており、今年の参加寺院は過去最多という。11月までの間、各寺が1日~数週間の日程を決めて公開する。

 南丹市園部町新町の教伝寺では、今年で立藩400年を迎えた園部藩の初代藩主・小出吉親が大切にしていた阿弥陀如来像を展示する。鎌倉時代の作とされ、脇侍の観音菩薩(ぼさつ)、勢至(せいし)菩薩とともに伝わってきたといい、小泉顕雄住職は「お寺を開かれた空間にするのが先代からの共通した願い。この機会に多くの人に訪れてほしい」と話す。

 また初参加の大光寺(京都市伏見区)では、耳の病気などにご利益があるとされる薬師三尊像や豊臣秀吉が築城した伏見城の見取り図などを展示。西方寺(同)では書道パフォーマンスなどもある。

 参拝料や時間は寺によって異なる。公開寺院のリストはホームページで公開している。アドレスはhttp://www.jodo-kyoto.jp/daikoukai/