ゴーカートや遊具などがあり、約半世紀にわたり親しまれてきた大宮交通公園(京都市北区)

ゴーカートや遊具などがあり、約半世紀にわたり親しまれてきた大宮交通公園(京都市北区)

 京都市内唯一の交通公園として、約半世紀にわたり親しまれてきた北区の大宮交通公園が10月から休園する。施設の老朽化や北消防署(同区紫竹)が同公園内の一部へ移転するのを機に、新たな交通学習施設として再整備し、2021年春の再開園を予定している。

 同園は1969年に開園。入園無料で、ゴーカートや展示された蒸気機関車などがあり、住民から休園を残念がる声が上がっていた。子どもの頃から何度も訪れていたという同区の主婦(30)は「連れてきてもらってうれしかった特別な場所。公園の風景が好きだったので目に焼き付けようと思う」と話した。同公園事務所によると、今月の連休は普段より来園者が多く、ゴーカートには、最長1時間待ちの列ができたという。

 市は今年4月、事業予定者を選定し、再整備のイメージを発表。整備の方向性として、交通公園としての機能や緑を生かすとした上で、自転車の乗り方を楽しみながら学べる「サイクルセンター」を開設する。存続希望の声が多いゴーカートについては、現在のガソリンエンジンに代わる電動のゴーカートなど、新たな乗り物の導入も検討する。

 28日には、「サイクルセンター」のプレイベントとして自転車安全教室などを催す。10月から消防署の工事を始め、12月には整備計画を確定させる予定。

 市みどり政策推進室は、再整備後の公園について「歴史を踏まえながら、乗り物や緑に対する愛着など、楽しみの要素も大切にしていきたい」としている。