明智光秀や亀岡の観光名所をモチーフにした砂の彫刻(亀岡市本梅町・京都烟河)

明智光秀や亀岡の観光名所をモチーフにした砂の彫刻(亀岡市本梅町・京都烟河)

 亀山城を後にした光秀が、今にも出陣しそう―。亀岡を題材にした「巨大砂像」がこのほど、京都府亀岡市本梅町の宿泊施設「京都烟河(けぶりかわ)」でお目見えした。地元ゆかりの戦国武将・明智光秀や市内の観光名所などが砂像のぐるりに精巧に表現され、訪れた人たちを楽しませている。

 制作したのは、石川県羽咋市在住の砂像クリエイター古永健雄さん(49)。地元の浜の粒子が細かい砂を生かし、全国の観光地などで作品を彫刻・展示している。亀岡市外からも多くの利用がある同施設が、地域を盛り上げたいと依頼した。

 古永さんはまず、運び込んだ約8トンの砂を木の枠に固め、ピラミッド状に積み上げた。設計図はなく、彫刻は一発勝負。ナイフやへらで上段から潔く削り、石垣の上にそびえ立つ亀山城天守や、りりしい光秀を彫った。

 側面にも、京都サンガFCの選手や、市のマスコットキャラクター明智かめまる、保津川下りなどを彫刻。1週間かけて、高さ約2・5メートルの像に「亀岡の今」を盛り込んだ。

 古永さんは「羽咋の砂で亀岡をPRするとは面白い。360度から見て楽しんで」と呼び掛ける。砂像はエントランス横のスペースに約1年間展示する予定。