宇治橋を模した小部屋前の通路(宇治市宇治・福寿園宇治工房)

宇治橋を模した小部屋前の通路(宇治市宇治・福寿園宇治工房)

 京都府宇治市宇治の茶体験施設「福寿園宇治茶工房」がリニューアルし、27日にオープンする。宇治橋を模した通路を備える喫茶体験コーナー「体験茶亭二十帖(じょう)」や、玉露を使った料理や甘味を楽しめる「玉露亭」を増設した。

 同施設は2007年8月、茶製造販売の老舗「福寿園」(木津川市山城町)が開設した。手もみ製茶や石臼での抹茶作りを体験できる工房のほか、宇治茶を使った料理を出す喫茶があり、年間約11万人が訪れる。

 体験茶亭二十帖には、源氏物語の宇治十帖などから命名した20部屋を用意した。前には、「三の間」のある宇治橋を模した長さ約50メートルの通路を設置。橋桁などには、1996年の架け替えで撤去された旧宇治橋の古材も使った。茶園を見ながら玉露や抹茶を味わえる。宇治川を望む36席を設けた玉露亭(約120平方メートル)は、玉露を使ったみたらし団子やたい茶漬けなどを楽しめる。

 26日に内覧会があり、舟本浩府副知事や、市観光大使を務める女優の安田美沙子さん、茶道関係者ら約40人が参加。福寿園の福井正興社長が「素晴らしい環境で過ごしてもらえ、宇治茶、宇治、京都の発展に寄与できる」とあいさつした。

 体験茶亭二十帖は毎週月曜、玉露亭は毎週火曜定休。いずれも祝日の場合は翌日休み。