向日市役所

向日市役所

 京都府向日市は30日、防災安全課に所属する20代の男性職員が、市内の2団体の口座から引き出した現金約19万円を紛失し、虚偽の決算書を作成していたと発表した。市は男性職員を停職6カ月の懲戒処分とし、職員は同日付で依願退職した。

 向日市によると、引き出されたのは、同課が事務局を務める「市生活安全推進協議会」と「向日町署防犯推進委員協議会向日支部」の口座。職員は、啓発品購入費とボランティア保険代として2018年11月から19年2月にかけて計19万3847円を出金した。支払い前に紛失したが上司に報告せず、口座の残金に自己資金を足し、今年7月上旬に業者へ代金として渡した。

 6月にあった防犯推進協向日支部の総会は、職員が未払いの状態で虚偽の決算書を提出。生活安全推進協の総会も虚偽の決算書を作成する意向だったという。

 業者の問い合わせで発覚した。職員は全額弁済した。市の説明では、本来通帳の取り扱いは課長の承認が必要だったが、職員個人で管理できる状態だった。

 市は30日に両団体に謝罪した。防災安全課長に減給1カ月(10分の1)、環境経済部長を戒告とする懲戒処分もそれぞれ行った。