郵便物が入った専用ボックスをバスの客席部分に積む福知山郵便局の職員(福知山市天田)

郵便物が入った専用ボックスをバスの客席部分に積む福知山郵便局の職員(福知山市天田)

 西日本ジェイアールバス(大阪市)はこのほど、路線バスで乗客とともに郵便局間の郵便物を輸送する取り組みを京都府福知山市内で試験的に始めた。京都府によると、府内では初の試みという。


 日本郵便近畿支社と連携した取り組みで、福知山駅と園部駅を結ぶ路線で実施する。同路線は乗客が少なく、国から補助金を受けて運行している。郵便物を引き受けることで、新たな収入源にする狙い。
 取り組みでは、福知山郵便局(同市天田)の職員が郵便物を専用ボックスに入れて鍵をかけ、近くにある同社の乗務員宿泊所でバスの客席部分に積み込む。バスは福知山駅から約20キロ離れた柳瀬停留所(同市三和町菟原下)まで運行し、三和郵便局の職員が専用ボックスを取りに来る仕組み。
 5月下旬の初日は、郵便局の職員や西日本ジェイアールバスの社員が手順を確認しながら作業を行った。
 福知山駅から園部駅までは1日7便運行しているが、試験期間の1年間は日曜、祝日の1便のみで実施する。同社はほかの路線にも取り組みを拡大したい考え。
 同社京丹波営業所の塲田博之所長は「少子高齢化などで北部地域のバス利用者は減っている。取り組みを通じて地域のバスの活性化につながれば」と期待した。