黄色い円形キャラクターが迷路にある物体をパクパク食べながら進む。おなじみのコンピューターゲーム「パックマン」。先日で登場から40年になった▼生みの親とされる岩谷徹さんの著書「パックマンのゲーム学入門」によると、当時大人気の「スペースインベーダー」の後を追わず、女性も楽しめることを目指した。「食べる」をキーワードにして世界中で大ヒットした▼この40年、ゲームは進化、多様化したが、やりすぎで生活に問題が生じることが懸念されている。新型コロナウイルス感染対策の休校では、子どもたちのゲームに触れる時間が増加しているという▼知人の中学校教諭からは、家庭訪問した生徒の多くがゲームをしていたとの悩ましい話を聞いた。「未明までやり昼前に起きるという子もいた。昼夜逆転で登校できなくなると深刻だ」と▼困った問題がある半面、ゲームはみんなを元気にもする。ドイツでは自動車メーカーが自社のロゴマークをパックマンに見立て、新型コロナウイルスを食べる映像で工場の再開を祝った▼京都府内では一部で学校が再開し始めている。子どもたちの生活リズムも早く回復してほしいものだ。ドイツでウイルスを相手にしたパックマン。私たちの心配もパクパク食べ、杞憂(きゆう)に終わってくれればいいのだが。