今年4月の書籍の推定販売金額が、前年同月比で21・0%減と大きく落ち込んだことが25日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。緊急事態宣言を受け、臨時休業したり営業時間を短縮したりする書店が広がったことが影響した。一方、人気作品の新刊が相次いだコミックスや、学校の休校で需要が増した学習参考書は売り上げを伸ばした。

 調査によると、書籍と雑誌を合わせた推定販売金額は11・7%減の978億6300万円。

 コミックスを含む雑誌は0・6%減にとどまった。「鬼滅の刃」の既刊本が「猛烈な勢い」で増刷。休業した書店が雑誌を返品できなくなり、返品率の改善も影響した。