<ソラドリWEB>

 

 琵琶湖に流れ込むのは117の1級河川。だが、その水の出口は、瀬田川1本しかない。瀬田川洗堰(大津市)は、琵琶湖の水位と、下流の宇治川や木津川、淀川などの水量を調整する大きな役割を果たしている。

 
  全長134メートルのコンクリート製。10門あるゲートを開閉することで水量をコントロールする。大雨で琵琶湖の水位が高いときは多くの水を流し、雨不足の折には流出量を減らし、洪水や渇水が起こらないようにしている。

 

 雨が少なかった5月中旬は、1門のみが開いていた。ドローンを飛ばすと、なみなみと水をたたえた上流と、川底も見える下流の対比が鮮やかだった。さらに高度を上げると、はるかかなたには、琵琶湖や比叡の山並みが望めた。


  ゲート開閉の自動化を図るため、旧南郷洗堰の下流に建設され、来年で満60歳を迎える。これからも、琵琶湖と、下流域の暮らしを守り続ける。