京都の土産物を福袋形式で詰め合わせた「京都ふっこう復袋」(京都市下京区)

京都の土産物を福袋形式で詰め合わせた「京都ふっこう復袋」(京都市下京区)

 京都観光の土産物として親しまれている菓子や食品、工芸品などを、福袋形式でネット販売する「京都ふっこう復袋(ふくぶくろ)」を、京都市下京区の着物販売「マルヒサ」が始めた。新型コロナウイルスの打撃を受けて売れ残ってしまった商品を消費者のもとに届け、業者や店を支える取り組みだ。

 京都の土産物関連の業界では、春の観光シーズンに向けた商品の大量在庫が悩みとなっている。マルヒサは北海道の業者が先駆的に取り組んでいた「復袋」の取り組みに注目。各社に連携を呼び掛け、府内約30社が参加した。
 「常温」「冷蔵」「伝統工芸品」の3ジャンル。食品では八ッ橋やそばぼうろなどの銘菓をはじめ、つくだ煮、ドレッシング、レトルトカレーといった加工食品を用意した。工芸では清水焼やお香の匂い袋、ふろしきなどがある。価格は3千~1万円。中身は「開けてのお楽しみ」だが、値段以上の詰め合わせになっているという。
 ネット通販大手「楽天市場」のマルヒサのサイトに特設ページを設け、10日から販売を始めた。村井洋仁社長は「一つずつ売るよりも、まとまれば『京都ブランド』として商品力を発揮できる」と狙いを話し、「コロナを巡る状況が少し落ち着けば、京都の商品を集めたネットショップも立ち上げたい」と構想を広げている。