リニューアルオープンした京都市京セラ美術館の入場を待つ人たち(26日午前10時9分、京都市左京区)

リニューアルオープンした京都市京セラ美術館の入場を待つ人たち(26日午前10時9分、京都市左京区)

 新型コロナウイルスの影響で改修後の開館が延期されてきた、京都市京セラ美術館(左京区)が26日、約3年ぶりにオープンした。感染拡大予防のため式典は行わず、入場者数も制限したため静かな再出発となった。

 リニューアルでは重厚な外観を残しつつ、メインエントランスを地下に設け、現代美術の展示施設を新設した。午前10時に開館し、待ちかねていた市民らが、順番に検温や予約確認などの入館手続きをした。
 入館者はマスク姿で、日本画家菊池芳文の「春の夕・霜の朝」など季節に合わせた収蔵品を並べた本館コレクションルームや、現代美術の新展示施設「東山キューブ」の記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」(京都新聞など主催、10月4日まで、有料)を巡り、作品に見入っていた。
 オープンを待っていた北区の会社員男性(44)は「杉本さんの展覧会を楽しみに来た。京都で見られるのがうれしい」と話した。川口伸太郎副館長は「やっと開館できた。感染予防に気をつけながら、さまざまなアートを楽しめる館を目指す」と述べた。
 3月21日の開館予定が、新型コロナ禍で先延ばしになっていた。当面、入館を京都府内在住者に限定し、同館ホームページか専用電話075(761)0239からの予約が必要。