築100年を超える京都大吉田寮の旧棟(京都市左京区)

築100年を超える京都大吉田寮の旧棟(京都市左京区)

 京都大が老朽化した学生寮「吉田寮」(京都市左京区)の寮生に退去を求めている問題で、京都地裁が、別の人が寮に住まないようにするため物件の占有や保管を裁判所が担う占有移転禁止の仮処分を決定していたことが17日、分かった。

 17日午前、地裁の執行官が寮を訪れ、決定の公示書を掲示した。京大は取材に「現段階で、詳細は答えられない」としている。

 京大は2017年12月、吉田寮の全寮生に18年9月末での退去を求める基本方針を発表した。寮生と大学は退去や補修などについて話し合ったが、大学側が同9月、話し合いの中断を通告。京大は同10月1日、居住を続ける寮生に対する退去通告書を寮に掲示し、寮の電話を使えなくするなどした。寮生側は話し合いの再開などを求めていた。