世界保健機関(WHO)はこのほど、新型コロナウイルスと食品に関する消費者向けのQ&Aを公表した。

 まず「食べ物から感染することは?」という問いへの答えは「その可能性を示す証拠はない」。それほど心配する必要はなさそうだ。新型コロナは主に、感染者のせきなどに伴って飛び散る飛沫[ひまつ]と、それへの接触で広がる。食品の中でウイルスが増殖することもないとしている。

 野菜や果物はどのように洗えばいいか。WHOは、特別な洗剤などは必要なく「水で洗えば十分」とする。生で食べるものはより丁寧に洗い、傷んだ部分は削って捨てるようにする。

 このウイルスは熱に強くはないので、調理の際にきちんと火を通せば、仮にウイルスが付着していても死滅する。さらに大切なのは、調理の前後と食事の前に手を洗うことだ。どれも新型コロナ特有の対策というより、食中毒予防のための基本が大事だといえそうだ。