競歩で日本一周を目指している樋熊さん(京都市南区・JR京都駅前)

競歩で日本一周を目指している樋熊さん(京都市南区・JR京都駅前)

 陸上の競歩は2020年の東京五輪で金メダルが期待されている。その競技の魅力を発信しようと、元選手が沖縄を除く46都道府県を競歩で歩く「日本中に競歩を知ってもらう旅」に取り組んでいる。6月末に横浜を出発し、11月末までに計5300キロを歩く。9月22日は京都に入り、「夏は厳しい暑さがこたえたが、声を掛けてくれる人が少しずつ増えてきた」と手応えを語った。

 会社員の樋熊敬史さん(37)=新潟県十日町市=。東洋大で本格的に競歩に転向し、卒業後も働きながら競技を続け、2005年と13年に全日本50キロ競歩高畠大会で優勝した。現在は古里の新潟の会社に勤務しながら、競歩の普及に携わっている。
 「日本一周」の後押しとなったのは、五輪では50キロが実施されるのが東京五輪で最後になったこと。会社を休職し競歩の魅力を伝える旅に出発した。1キロ6分のペース設定で1日約50キロを目指す。東京五輪の競歩のスタート地点となる皇居・二重橋を通過して北上し、東北、北海道を巡ってから南下。東海地域を通り近畿に入った。京都市は国道9号を歩き、亀岡、南丹市を進んで福知山市から兵庫県へ。10月に入り島根県へ突入した。滋賀は九州、四国を巡った後に通る予定。