京都市などのひとり親家庭に10万円を支援する「ひとり親応援基金」の募集を始めたドリームホーム(京都市下京区)

京都市などのひとり親家庭に10万円を支援する「ひとり親応援基金」の募集を始めたドリームホーム(京都市下京区)

 京都市下京区の不動産会社が、ひとり親家庭に10万円を支援するプロジェクトを始めた。店舗のある京都市、長岡京市、向日市の在住者に希望を募り、100世帯へ計1千万円を贈る。同社は「地元貢献として、地域とともに新型コロナを乗り越えたい」としている。

 府内に13店舗を展開する「ドリームホーム」。同社はこれまで小学校などにコーン標識や飛び出し看板を寄贈するなど交通安全活動に協力し、今回の新型コロナウイルス禍でも「一番困っている人たちを支援する方法は何か」と考えた。インターネット衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前沢友作氏がひとり親家庭に10万円を配布したことを知り、同様の企画を行うことになった。

 プロジェクトは「ひとり親応援基金」で、同社ツイッターに公開されている応募フォームから申請し、締め切りは6月8日正午。10日から順次、振り込みを開始する。3市に在住する20歳未満の子がいるひとり親家庭が対象で、多数の場合は抽選。当選者には戸籍謄本などの証明書提示が必要になる。また生活保護受給世帯に配布した場合、保護費減額の恐れがあるため、同社は「弁護士と相談した結果、ご迷惑を掛ける可能性が高いと判断し、苦渋の選択で(受給者を)対象外とさせていただいた」という。

 ひとり親家庭を支援するNPO法人の協力も受け、募集を呼び掛けている。前沢氏が企画を打ち上げた際、偽善や売名行為といった声も一部で上がったが、同社の藤井正和会長は「批判を気にして、立ち止まっていたら、何もできない。生活が苦しい家庭に、一番必要なものは何かを考えた」と語り、「同じような取り組みを行う企業が1社でも増えてほしい」と期待する。同社西大路五条店0120(935)359。