甲賀市役所

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 滋賀県甲賀市教育委員会は27日、市立小中学校の全ての児童・生徒、教職員ら計1万1千人にフェースシールドを配布することを決めた。滋賀県内の市町では初めて。6月からの学校再開に当たり、新型コロナウイルス感染拡大を防ぎながらマスク着用だけでは実施が難しい単元も授業で扱えるよう導入する。

 配布するのは、市内の小中学生7200人、放課後児童クラブ(学童保育)千人、教職員と保育士2800人。6月1日以降に順次、各学校に届ける。事業費は420万円。
 本年度から全面実施される新たな小学校学習指導要領では、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善が重視され、英語も教科化される。また、同市では1学級が35人の学校があり、文部科学省の「学校の行動様式」が示す1メートルの机間をとるのは難しいという実態もある。
 フェースシールドは、授業や給食配膳時に使用。同市教委は、音楽での歌唱指導やグループ間学習など、マスク着用だけでは実施が難しいとされる学習活動での活用を想定している。
 市教委は「授業の幅を広げるために導入した。子どもなので注意しても対面で話す機会や、マスクを忘れることもあるはずで、感染防止に万全を尽くしたい」としている。