遊戯室の床一面に並んだ、園児や保護者からの「ラブレター」(亀岡市大井町・市立幼稚園)

遊戯室の床一面に並んだ、園児や保護者からの「ラブレター」(亀岡市大井町・市立幼稚園)

 「せんせいへ はやくあそびたいなあ」「じてんしゃにのれるようになったよ」。新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休園中の亀岡市立幼稚園(京都府亀岡市)に、園児の愛らしい手紙が続々と届いている。園が出した「ラブレター」の返事で、園児と教員は手紙のやり取りを重ねながら心を通わせている。

 4月上旬から5月末までの休園が続く中、園児に少しでも楽しんでもらおうと「ラブレター大作戦」を考案。

 お便りや健康チェックカードを入れる封筒をラブレターに見立て、教員手描きの絵の間違い探しや親子遊びを紹介したプリント、返信用封筒を詰め込んで園児に宛てて送った。

 すると、園児と保護者から早速、返信が届き始めた。覚えたての字で一生懸命書いた手紙や先生の似顔絵、自作の絵本…。「幼稚園で覚えた遊びを家族に披露してくれる」「まだ歩けない妹を抱っこし、歩行器で一緒に歩く練習をしてくれた」など、日々の成長ぶりを手紙と写真で伝える保護者もいた。

 園児からのラブレターは、入園式の飾り付けを施したままの遊戯室に丁寧に並べられ、教員らが何度も読み返している。

 中井佐栄子園長は「対面して手を握ったりハグしたりできない中でも、手紙のやり取りには愛とアイデアがあふれている」と、喜びをかみしめていた。