大津地裁

大津地裁

 滋賀県草津市の名神高速道路で5月、大型観光バスが渋滞最後尾に突っ込み、15人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた元バス運転手の男(52)の判決が3日、大津地裁であった。横井裕美裁判官は、男に禁錮2年(求刑禁錮3年)を言い渡した。

 横井裁判官は判決理由で、男は事前に掲示板で渋滞情報を把握していたが交通量の少なさから油断し、衝突まで約15秒間、前方注視を怠り事故を起こしたと指摘。一部の被害者がシートベルトをしていなかったことで被害が拡大した可能性があるとしつつ、死傷者数が多いことなどから、刑の減軽には大きくつながらない、とした。

 判決によると、5月24日午後4時20分ごろ、草津市の名神高速の付加車線で、観光バスを運転中、考え事をして前を注視せず、渋滞最後尾のワゴン車に手前で気付き、急ブレーキを踏みハンドルを切ったが、間に合わずにワゴン車に追突。計4台の関係する玉突き事故を起こし、奈良県大和高田市の会社員女性(58)を死亡させ、14人に重軽傷を負わせた。