友釣りスタイルのかかし(右)と不動さん=京都府南丹市

友釣りスタイルのかかし(右)と不動さん=京都府南丹市

 京都府南丹市美山町の「赤橋」と呼ばれる平屋大橋のたもとに、ウエットスーツに身を包んだアユの友釣りの釣り師にふんしたかかしがお目見えした。新型コロナウイルスの影響が続く中、「先(ま)ずは命と健康」と書かれた木札に手を掛けて呼び掛けている。一帯を流れる美山川はアユ釣りファンに人気。「収束したら、ぜひ来てほしい」との思いを込めた。

 同町安掛の美山漁業協同組合の不動克也さん(51)によると、かかしは5月上旬に同漁協平屋支部の組合員が置いた。ウエットスーツにサングラス、不織布のマスクを身につけ、友釣りに使うおとりのアユを生かしておく道具を持つなど、本格的な格好をしている。

 木札には「先ずは命と健康 次は」と記した。「次は」の続きは空白にし、見た人に想像してほしいという。かかしには稚アユを食べるカワウよけの効果も期待している。

 不動さんは「『面白い』と見た人の受けがいい。設置した組合員の思いをくみ取り、感染拡大を防いでほしい」と話す。友釣りは6月6日に解禁の予定。