奈良県天理市内の自治会への加入を長年拒否され精神的苦痛を受けたとして、住人の男性(72)が入会を認めることと、慰謝料100万円を自治会に求めた訴訟の判決で奈良地裁(島岡大雄裁判長)は28日、請求を棄却した。

 判決によると、男性は1992年ごろに天理市内に居住。

 訴訟で男性側は「お祭り行事に参加できなかったり、ごみ出しを拒否されたり平穏に生活する権利を侵害された」と主張。しかし島岡裁判長は「入会を希望する意思表示はなく、会員の地位を有するに足りない」と指摘。ごみ出しなどを拒否されたとする男性の主張についても、自治会側の不法行為を裏付ける証拠はないとした。