懸命なプレーを見せる滋賀レイクスターズの選手ら(2020年3月14日、草津市・YMITアリーナ)

懸命なプレーを見せる滋賀レイクスターズの選手ら(2020年3月14日、草津市・YMITアリーナ)

狩野祐介選手

狩野祐介選手

佐藤卓磨選手

佐藤卓磨選手

 Bリーグ1部(B1)の滋賀レイクスターズは28日、自由交渉選手リストに公示されていた5人の移籍を発表した。3季にわたり主将を務めた狩野祐介(30)は名古屋Dへ、日本代表候補の佐藤卓磨(25)は千葉へ、高橋耕陽(25)は三河へそれぞれ移籍する。A東京からの期限付き移籍でプレーしていた斎藤拓実(24)も名古屋Dへの加入が決まった。中村功平(23)はB2茨城に移る。

 狩野はBリーグ初年度の2016~17シーズンに滋賀に加わり、2季目から主将を務めた。昨季は3点シュート成功率でリーグ5位の41%を記録した。「つらい選択となりましたが、もっと成長したいとの思いから移籍を決断しました。滋賀での4年間、本当に成長させていただきました」とコメント。佐藤は「どんな時でも応援してくださったことに心から感謝しております。(出場資格停止処分から)復帰した試合で厳しくも温かく迎え入れてくださったことは特に心に残っています」とメッセージを寄せた。 

 主力を含む5選手の移籍を発表した滋賀は28日、「滋賀レイクスターズをご支援いただいている皆様へ」とのタイトルで異例のメッセージをホームページに掲載した。

 新型コロナウイルスによる収入減でクラブ運営に生じる影響を説明する内容。「飛躍を遂げた選手を引き留めるだけのオファーができなかった」と率直に苦境をつづった。坂井信介会長と西村大介社長の連名。これまでに計7人もの退団が決まったことについて「チームの成長に期待を持っていたパートナーやブースター(ファン)の皆さまにはおわびしなければなりません」と謝罪した。

 Bリーグは来季の日程や開催方法がまだ決まらず、来季も新型コロナの影響が残る可能性がある。メッセージでは「ホームゲームの一部を無観客や入場制限付きで開催することも予想される。大幅な収入減少を覚悟しなくてはならない」として、ファンクラブ会員らに継続を呼びかけた。

 また「公益財団法人滋賀レイクスターズ」が運営し、県内のアスリートを助成してきた「レイクススポーツファンド」の新たな運用方法にも言及。集まった寄付をクラブ支援に充てる仕組みを検討中とし、「(クラブの)創設以来最大の危機に瀕(ひん)していると言っても過言ではない。応援・支援を何とぞお願い申し上げます」と訴えた。