全国の鉄道(路面電車を含む)の駅数は9479駅(国土交通省調べ)。これには遠く及ばないが平成の時代に増えたなと感じるのが「道の駅」だ。1160カ所登録されており地方に多い。海沿いや農村部で立ち寄るとほっとする▼1993年に全国103カ所でスタートした。京都府内では和束町と伊根町の駅が認定されたが、和束の駅は2004年に廃止に。現在、府内に18カ所、滋賀県内には20カ所ある。休憩以外にもご当地グルメに舌鼓を打ったり地場産品を買ったりと、つい財布のひもも緩む▼先日、京丹後市の「丹後王国 食のみやこ」で4回目の「道-1グランプリ」が開かれた。駅グルメの屋台を設け来場客の投票で競った▼フードとスイーツの2部門とも高知県の二つの道の駅が栄冠に輝いた。和牛の炭火焼きやユズの塩ラーメンなど地域おこしにつながる料理が並び、にぎわった▼鉄道では旧国鉄のキャンペーン「いい旅チャレンジ2万キロ」が1980年代に流行した。「全線踏破」を目指すもので、ミドル世代以上なら挑んだ人もそこそこいたのでは▼道の駅でも「全駅制覇」を狙うスタンプラリーを開催している。達成したつわものは昨年度32人。行楽の秋、知らない土地の駅に足を運んでみよう。地方に目を向けるきっかけにもなる。