京都地裁

京都地裁

 佐川印刷(向日市)の財務担当だった元役員の男らが子会社「エスピータック」(亀岡市)の巨額の資金を不正流用したとされる事件で、エスピータックが元役員の男と知人の男に10億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、京都地裁であった。増森珠美裁判長は請求通り全額の支払いを命じた。

 判決では、元役員の男らは承諾がないことを知りながら、共謀して同社の口座から29億円を知人の男が管理する口座に送金させ、横領したと認定。損害額の一部に当たる請求額全額を支払うよう命じた。

 この事件を巡っては、2010~14年、インターネットバンキングを介して、不正送金するなど計約45億5千万円をだまし取ったとして、元役員の男と知人の男らが逮捕、起訴され、実刑判決が確定している。