いじめ問題の現状や課題を話し合う出席者ら(京都市上京区・京都平安ホテル)

いじめ問題の現状や課題を話し合う出席者ら(京都市上京区・京都平安ホテル)

 京都府内の自治体や学校、PTAなどでいじめに関する情報を交換する「府いじめ問題対策連絡会議」が17日、京都市上京区のホテルで開かれた。いじめを巡る状況が複雑化していることを受け、教員らが子どもに対する注意力を高めていく必要性を確認した。

 会議では、小中高校の校長や行政機関の代表らが「最近は発達障害からいじめ被害に発展することもある」「背景に貧困や家庭内暴力(DV)がある場合もある」などと報告。「近年は若い教員が多く、生徒指導の経験不足が課題」といった意見もあった。

 また、府の担当者がいじめの基準について「けんかなどでも児童・生徒本人が心身の苦痛を感じていれば認知している」と説明すると、PTAからは「昔はけんかなどはほっといていた。(保護者も)いじめに対する古い認識を改めないといけない」と戸惑う意見も出ていた。

 本間友巳京都教育大教授は「子どものトラブルをゼロにすることはできないが、それを不登校などにつなげず、人間的成長につなげることが大事だ」とし、「常にいじめに対する感度を上げ続けてほしい」と呼び掛けた。