【資料写真】高校のある京丹後市の市役所

【資料写真】高校のある京丹後市の市役所

 京都府京丹後市の峰山高弥栄分校の整備に伴う工事音で、女子生徒3人が体調不良を訴えていることが3日、同校への取材で分かった。同校は近くの府の施設でタブレットを用いた遠隔授業を行うなどの対応を取っている。

 府立高再編に伴う整備工事で、来春に同校と網野高間人分校、宮津高伊根分校が統合する清新高の校舎として使われる。7月末の夏休み期間から教室の改修や新棟の工事が始まり、本年度末まで続く予定。

 同校によると、体調不良を訴え、別の場所で授業を受けているのは家政科の3年生。うち1人が8月下旬から工事の金属音などで吐き気など心身の不良を訴え、病院を受診した。当初は保健室や防音効果のある放送室で休憩するなど対応していたが、校舎内を移動する際も工事音で不調を来すようになったため、同校は9月24日から近くの府丹後農業研究所の部屋を借り遠隔授業を実施している。全校生徒約90人中、同様に不調を訴えた生徒ら2人も同所で受けているという。

 一方で、課題研究や実習があるため、クラスや学年単位で同所に出向いて授業が受けられるよう態勢を整えているといい、荒木伸副校長は「来春に新入生を迎えるために工事はせざるを得ない。生徒のことを第一にケアしながら対応を考えていきたい」と話している。