天然木のアロマの可能性を考えたシンポジウム(京都市下京区・キャンパスプラザ京都)

天然木のアロマの可能性を考えたシンポジウム(京都市下京区・キャンパスプラザ京都)

 日本産の天然木から生まれるアロマオイル(アロマ)の可能性を考えるシンポジウムが3日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都であった。香りの効能だけでなく間伐材利用による里山再生や都市農村交流など、地域活性化にも役立つことなどが発表された。
 日本産天然精油連絡協議会(東京)が主催し、エステティック関係者も含め約60人が参加した。天然木アロマはここ数年、注目が高まりつつあるという。
 右京区京北で北山杉のアロマを生産している村山寛さん(70)は8年前、地元の山の荒廃を止めようと始めた経緯を紹介。間伐材などを活用し、現在はヒノキやクロモジ、ユズ、サンショウも商品化したという。「海外も含め年間400人以上が見学ツアーに来てくれ、京北を知ってもらう機会にもなっている」と強調した。
 別の生産者や研究者らが「日本は生態系が豊富なため、多彩な天然木アロマが生産可能」「トレーサビリティー(生産流通履歴)で山まで追える仕組みづくりが必要」などと語った。