5月1日以降、新たな感染者が確認されず、「収束」に至った堀川病院(京都市上京区)

5月1日以降、新たな感染者が確認されず、「収束」に至った堀川病院(京都市上京区)

 新型コロナウイルスの院内感染が発生した堀川病院(京都市上京区)は29日、最後に感染が確認された5月1日から4週間が経過したとして、「収束」宣言をホームページ上に掲載した。入院患者9人が死亡したことへのおわびや、これまでに寄せられた5万点以上に上る物資支援への感謝も改めて表明した。

 堀川病院では、4月10日以降、入院患者20人、職員10人、職員の家族3人ら計34人が感染した。5月1日からは新たな感染者は出ておらず、29日に4週間が過ぎた。市保健所によると、4週間は収束の判断基準となる「潜伏期間の2倍の期間」に当たることから、今回の「収束」宣言に至ったという。
 宣言文では、入院患者9人が亡くなり、感染予防のため親族が臨終の際に立ち会えなかったことについて、「さぞかし無念であったと思います。衷心よりお悔やみとともにお詫び申し上げます」と謝罪した。
 一方、全国の約2千の個人や団体から、ガウンだけで約4万枚、マスクなども合わせると5万点を超える物資が寄せられたことには、「皆様方のご支援が職員には何よりものエネルギーとなり、コロナに打ち勝つことが出来ました」と感謝の言葉をつづった。
 事務長の山田正明さん(61)は「感染された患者様には申し訳ない気持ちでいっぱい。一方で、たくさんのご支援をいただいたことで職員も頑張れた。この経験を基にしっかりと感染対策をして、恩返しができたら」と話している。
 同病院は6月1日に新規入院患者や救急患者の受け入れを再開するが、感染防止のため入院患者への面会禁止は継続する。併設のクリニックほりかわでは外来診療もスタートする。