農作業の効率を高めるために導入された自動田植え機(南丹市八木町諸畑)

農作業の効率を高めるために導入された自動田植え機(南丹市八木町諸畑)

 京都府南丹市八木町諸畑の農事組合法人「木喰(もくじき)の郷もろはた」は30日、自動田植え機で稲の苗植えをした。農作業を自動化し効率を高める「スマート農業」に踏み出そうと、同市で初めて実践した。
 地元農家でつくる同法人は諸畑地区の農地の半分以上である24ヘクタールを管理している。農家の高齢化が進み、集約する土地の増加を見越して、昨年4月からスマート農業の導入を検討していた。
 この日は、同法人の田んぼ4ヘクタールで取り組んだ。まずは、位置情報を把握するために衛星利用測位システム(GPS)のアンテナを田んぼのそばに設置。新たに購入した自動田植え機に乗った1人が、タブレット端末を操作して稲を植え付けするための往復数を測り、自動で直進や旋回しながら苗を植えていた。
 同法人の松本武美理事長(76)は「あまり田植え機の操縦をする必要がないので楽になった。スマート農業の機運を高め、農業振興の一助になれば」と意気込んだ。