-日本馬術連盟の会長を務めており、競技団体の長としてはどんな思いか。
 「馬術は唯一動物を扱う競技で、我々は費用面など万全の態勢を整えてきた。準備してきた選手には非常に気の毒。選手は馬と一緒に欧州にいて、出国できない。馬場で馬に乗ることも制限されている。他のスポーツでも、世界各国で出場が決まっている選手が来年まで気力を維持できるか」

-五輪についてどう考えるべきか。
 「前回の東京大会を含め、かつてはアマチュアだけが出場できる大会だった。今は商業ベースになっている。こんなスポーツの祭典で本当にいいのか。五輪を見直し、原点に戻らないといけない。もっと素朴に、本当に選手が自分の修練してきたことを発揮させるような場でないといけない。選手は国のためだけでなく、自分のために記録を出したい。それだけ」
 「人の心を、スポーツ界は考えないといけない。一つの五輪哲学を、ここで日本が立てるべきです。延期はちょうどいいチャンス。みなさん考えてほしい」