マスクがつけられないことを意思表示するカード(感覚過敏研究所提供)

マスクがつけられないことを意思表示するカード(感覚過敏研究所提供)

 「感覚過敏でマスクをつけられない人向けの意思表示カード」を、東京都中央区の「感覚過敏研究所」が作り、ネット上で無料配布している。見た目で伝わらない感覚過敏を「一目で伝えるものを作りたい」という思いで、14歳の少年社長が作成した。
 カードを作ったのは、同研究所を運営する企業「クリスタルロード」の社長で、中学2年の加藤路瑛さん。加藤さんも、嗅覚や味覚などが過敏で、レストランのにおいで体調を崩したりするという。
 今回、子どもがマスクを着けていないことを非難するネット上の書き込みに苦悩する女性のSNS(会員制交流サイト)を見て、「自分にも何かできることはないか」と考え、感覚過敏を可視化できるカードを考案した。
 カードは、「感覚過敏のためマスクがつけられません。よろしくお願いします」というメッセージと、触覚の過敏さを象徴するハリネズミを描いている。名刺サイズで、ネームホルダーに入れたり、かばんや帽子に着けたりする。加藤さんは「今、マスクをしていない人を見掛けたら『何か理由があるのでは』という視野を持ってほしい」と呼び掛ける。
 カードは、感覚過敏研究所のホームページで無料ダウンロードでき、印刷して使うことができる。