特別出品された美術家藤浩志さんの大作(18日午後6時39分、京都市中京区・京都文化博物館別館ホール)

特別出品された美術家藤浩志さんの大作(18日午後6時39分、京都市中京区・京都文化博物館別館ホール)

 京都を拠点に活動する新進美術家を奨励する京都府新鋭選抜展(府など主催)が19日、京都市中京区の京都文化博物館で開幕する。18日に開かれた内覧会で出品作が公開され、市立芸術大出身の美術家藤浩志さん(58)が大量のプラスチックのおもちゃで作り上げた特別出品作も披露された。

 同展は美術関係者から推薦を受けた40歳以下の作家45人が平面、立体、メディアアートなど多様な分野で発表した。最優秀賞(副賞50万円)の笹岡由梨子さん(30)=上京区=は、自らの顔や手をコラージュ的に使った独自の世界観の映像インスタレーション。優秀賞(同10万円)は今西真也さん(28)=奈良市、京都新聞賞は北川安希子さん(35)=大津市=が選ばれた。

 別館ホールでは、藤さんが物々交換して集めた色とりどりのプラスチックの人形やおもちゃを床に敷き詰め、恐竜の形に組み上げた大作を展示し、消費社会への批評を込めた。藤さんは「楽しみながら、現実にも目を向けてほしい」と話す。同展は2月3日まで。月曜休館。有料(別館は無料)。