漆原園長(左)に菓子を手渡す岩井理事長=宇治市役所

漆原園長(左)に菓子を手渡す岩井理事長=宇治市役所

 京都府宇治市の宇治観光土産品組合は1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売れ残った土産品の菓子など約1万6千個を、市内八つの特別養護老人ホームに寄付した。組合員らは「感染防止に神経を使う介護職員や入居者の癒やしになればうれしい」と話す。


 同組合は、市内で土産品を製造・販売する約30社でつくる。新型コロナの影響で市内を訪れる観光客が激減し、4~5月は土産品の売り上げが前年同月比で9割以上も減り、賞味期限の迫る商品が大量に売れ残った。
 そこで、「廃棄するのはもったいない」と在庫の寄付を決めた。抹茶味のチョコレートやせんべいなど28種類約1万6千個(120万円相当)が7社から集まった。
 この日、同市役所で行われた贈呈式では、8施設を代表して宇治明星園白川特別養護老人ホームの漆原絵美園長(43)が、同組合の岩井正和理事長から菓子の一部を受け取った。漆原園長は「入居者と職員で一緒に食べて、ほっと一息つきたい」と感謝し、岩井理事長は「宇治茶を使った菓子など、地元の名物を市内の人に知ってもらう機会にしたい」と述べた。