海の安全を願って参拝する参加者(京都府舞鶴市・冠島)=同市提供

海の安全を願って参拝する参加者(京都府舞鶴市・冠島)=同市提供

 京都府舞鶴市沖の冠島でこのほど、海の安全や豊漁を願う伝統の「雄島参り」があった。新型コロナウイルス対策のため、最低限の人数で島に渡り、神事を営んだ。

 同市三浜、野原、小橋の3地区が毎年6月1日に行っている。昨年は地元の漁師や小学生、行政関係者ら約200人が漁船12隻で島へ向かったが、今年は「3密」を避けるため、区役員や神社関係者ら約30人が、3隻に分かれて出発した。参拝後に海産物を使った料理などを飲食する「直会(なおらい)」も取りやめた。
 神社では、宮司が祝詞を読み上げたあと、住民らが玉串を奉納した。今年の当番を務めた小橋地区の飛龍壮之区長(62)は「魚の値段も下がっており、早く元の状況に戻るよう願っている。来年は、例年の人数で参れたら」と話していた。