琵琶湖上の夜空に大輪を咲かせた打ち上げ花火(1日午後8時、大津市錦織町)

琵琶湖上の夜空に大輪を咲かせた打ち上げ花火(1日午後8時、大津市錦織町)

 「コロナに打ち勝とう」との願いを込めた花火が1日夜、大津市の大津港や滋賀県甲賀市の野洲川近くなどで打ち上げられた。悪疫退散を願って全国一斉に行われた「チアアップ!花火プロジェクト」の一環で、サプライズ演出に人々が癒やされた。

 新型コロナウイルスの影響で、各地の花火大会が中止される中、甲賀市の池本煙火店の池本敏和さん(39)ら日本煙火協会(東京都)の有志11人が「少しでもコロナ禍を忘れて元気になって」と企画し、全国163業者が賛同。人が集まらないよう、事前に日時と場所は公表せず、打ち上げは5分以内で行った。
 大津港で打ち上げたのは、恒例の「びわ湖大花火大会」を第1回から演出する國友銃砲火薬店(京都市下京区)。湖上には赤や緑の「牡丹(ぼたん)」や、さまざまな色が混ざった「ステンドグラス」など43発が上がり、金色にきらめく8発のスターマインで締めくくった。
 湖岸を訪れた大津市本堅田の主婦(37)は「家にこもる期間が長かったので、晴れやかな気持ちになった」、長男(4)も「きれいやった」と飛び跳ねた。全国の打ち上げの様子は、ハッシュタグ(検索目印)「#cheeruphanabi」などで、会員制交流サイト(SNS)に掲載している。