動物愛護のためにカレンダーを作った高谷さんとジェームス(京都市右京区)[LF]

動物愛護のためにカレンダーを作った高谷さんとジェームス(京都市右京区)[LF]

 京都市右京区の主婦高谷美和さん(55)が、元は捨て犬だった愛犬「ジェームス」(17歳、雄)を撮影したカレンダーを毎年作り、売り上げを京都動物愛護センター(南区)に寄付している。今年も18日にセンターを訪れ、「殺処分される犬や猫が減り、幸せに暮らしてくれれば」と願った。

 高谷さんは、生まれたばかりのジェームスを2002年に、犬の飼い主探しのボランティアから引き取った。11年に東日本大震災が起きた時、被災地に取り残されたペットとジェームスの姿が重なった。ジェームスの日常を紹介するコーナーがあるFM京都の番組で、ジェームスの日常を歌ったCDを作り、売上金を被災地に送った。

 「自分の暮らすまちで殺処分される生き物を少しでも減らそう」と、高谷さんはより多くの人が手に取れるカレンダー制作を15年に始めた。北野天満宮の梅や嵐山の桜、祇園祭の山鉾など四季折々の景色を背景に、1年間で撮りためたジェームスの写真から厳選した。

 昨年は、卓上カレンダーを10月に100部強作成し、知人らに販売した。集まった11万5千円を、市の動物愛護に関する基金に振り込んだ。

 京都動物愛護センターには17年度、1403頭の犬猫が収容され、765頭が殺処分された。センターの職員に寄付の目録を手渡した高谷さんは「次の飼い主を待つ犬猫がセンターで快適に暮らせるように使ってほしい」と話した。